ハルサノの転職から人生を考える雑記

人材業界のヒミツを始め、今後のキャリアや人生の重ね方を考察する雑記です。

結局、転職関連サービスって何を使うのが最適?

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より良い転職活動の実現に向けて

 

どーも、ハルサノです。

 

転職活動に当たって、

「何が最も自分にあった進め方なのかな?」

「時間と労力がかかるのだから、負担的コスパが良いようにしたい」

 

…などなど、色々なことを考えながらスタートされると思います。

 

 

巷には情報があふれており、正しいことを書いているものもあれば、

そうでないものも多く…

 

今回は、転職活動で使用可能なサービスについて、

概要、メリデメ、こんな方は使うべきという観点からご説明します。

 

 

1.代表的な転職関連サービス

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現在は、リファラル採用(社員などによる紹介型採用)も活発化しておりますが、

オーソドックスな進め方は下記の通りです。

 

  • ハローワーク(公共職業安定所)
  • 転職サイト
  • 転職エージェント

 

これらについて、

メリット、デメリット、どんな方にオススメか?の3つの観点から説明します。

 

 

1−1.基本スタンス

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転職活動の基本スタンスとして重要なのは、”分散”です。

投資も然りですが、各サービスを同時併用して活動していくことが重要です。

 

理由としては、各ツールでメリットデメリットがあり、

最良の選択肢になるかどうかが一つでは判断しにくいためです。

 

 

1−2.「ハローワーク(公共職業安定所)」のサービスってどんなもの?

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※サービス内容は、転職支援サービスのみに絞り込んで記載しています。

  

【ここがイイ!!】

  • 職業紹介事業者であり、再就職手当金等の雇用保険関連給付が受けられること
  • 最低限のヒアリングによる求人紹介、希望確認、書類作成等のサービスを無料で受けられること
  • 企業側も無料であるため、採用のハードルが低いこと
  • 地元に密着した企業の求人が多い

 

【ここが悩みどころ!!】

  • 基本的に対面での手続きが必要になること
  • 採用のハードルが低いため、良し悪し様々な企業が登録していること
  • 大企業や人気企業は少ないこと

 

【こんな方にオススメ!!】

  • 雇用保険関連給付を受けたい方
  • とにかく早めに転職したい方
  • 通勤距離重視など、地元企業に就職したい方

 

やはり、ハローワークは”最後の砦”の意味合いが強く、第一選択にすることはあまりオススメしません。

理由は、本当に様々な企業様がいるためです!!(これくらいでお察しください…笑)

 

また、希望ヒアリングや書類アドバイスも転職エージェントと比較して見劣りします。

 

冒頭申し上げた通り、他サービスと併用していく中で、

自身の優先すべきことがハローワークで採用いただいた企業で実現可能である場合、

オファー受諾のご決断をされるのが良いと思います。

 

 

1−3.「転職サイト」のサービスってどんなもの?

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【ここがイイ!!】

  • 基本的に一人で進めるため、自分のペースで転職活動を進められること
  • 広告の掲載料は比較的安価なため、採用のハードルが低い傾向にあること
  • 求人広告であるため、目を引くために、転職希望者の見やすさを考慮して、分かりやすく記載される傾向にあること

 

【ここが悩みどころ!!】

  • 再就職手当金等の雇用保険関連給付が受けられないこと
  • 求人紹介、希望確認、書類作成等のサービスを受けられないこと
  • 掲載されている求人情報は、”求人広告”であり、実際の雇用条件と合致しない場合があること
  • 内定時の雇用時条件提示等がサービス規程に定められていないこと

 

【こんな方にオススメ!!】

  • 転職活動の一通りの流れを知っており、自分のペース転職活動を進めたい
  • じっくりと情報収集をして、転職活動を進めたい方
  • 内定オファー受諾時など、自身が不利にならない立ち振る舞いを知っている

 

採用コストは、

ハローワーク<転職サイト<<<<<<転職エージェントというイメージです。

採用コストが上がれば、採用ハードルも上がります。

 

転職サイトは”前払い”であり、

求人広告の掲載時点でコストが発生し、仮に採用成功しなくとも、コストがかかります

そのため、これほど低価格になるのです。

 

安価である一方、問題もあります。

あくまで”求人広告”ですので、採用時の労働条件と合致しないケースもあります。

 

内定時に労働条件が提示されず、入社時に提示され、

求人広告内容と大幅に違う内容でのオファーとなったというお話を、多くの方から伺いました。

 

このような事態を避けるためにも、自身の立場が不利にならないよう、

大事な場面でしっかりと立ち振る舞える知見を身につけたうえで、利用していただくことが重要です。なので、中級者〜上級者向けと言えます。

 

もし、これから使う場合には、上記の点に最大限気をつけてください。

少しでも、ご参考になれば幸いです。 

 

 

1−4.「転職エージェント」のサービスってどんなもの?  

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【ここがイイ!!】

  • 職業紹介事業者であり、再就職手当金等の雇用保険関連給付が受けられること
  • 比較的丁寧なヒアリングによる求人紹介、希望確認、書類作成等のサービスを無料で受けられること
  • 大手人材会社の場合、他のサービスよりも圧倒的に求人数が多いこと(転職サイトの15〜20倍程度)
  • 日程調整等の大部分を代行してくれるため、負担を掛けずに転職活動を進められること
  • 内定時の労働契約締結時のフローが規程で明確化されており、入社時の労働条件が内定時点で把握できること
  • 採用時の高額なコストに耐えうる安定企業を判別できること

 

【ここが悩みどころ!!】

  • 他のサービスと比較して、採用時のコストが高額であるため、比較的採用のハードルが高いこと
  • 担当者と二人三脚で進めていくことになるので、自分のペースで転職活動していくことが比較的難しいこと

 

【こんな方にオススメ!!】

  • 転職の進め方が分かっておらず、転職活動の始め方から色々と情報を聞いたうえで、活動を進めたい方
  • ある程度スピード感を持って、転職活動を進めたい方 

  

「メリット多くないですか?宣伝ですか?」

…確かに書いてみると多いですね。笑

 

本音で言います。

転職希望者にとっては、間違いなく、転職エージェントを活用するメリットは大きいです。

 

ただし、採用成功時の報酬が大変高いので、企業の採用目線は高めです。

そのため、ある程度の落選は覚悟する必要があり、忍耐強さが必要です。

 

転職サイトが”前払い”だったのに対し、

転職エージェントは”後払い”であり、採用者の提示年収の25%〜35%の成功報酬が発生します。

一方、求人掲載にかかるコストは発生しません。

そのため、求人数がこれだけ多いのです。

 

一から転職活動を始められる方から、企業ごとの「面接情報」を踏まえた面接対策や年収交渉など、より効果的な情報を得るために登録している方もいるため、初級者〜上級者向けです。

 

また、昨今の事情でいうと、転職エージェントで採用活動を続けられていること自体が、

一種のステータスとして、企業のスクリーニングに使えるというお話をさせていただきました。 

www.recruit-finance.info 

まだこの状況は続くと思いますので、ぜひこちらもご参考ください。

 

2.まとめ

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繰り返しとなりますが、転職活動の基本スタンスとして重要なのは、”分散”です。

投資も然りですが、各サービスを同時併用して活動していくことが重要です。

 

ぜひ本記事を参考にして、同時に使うことを検討してみてください。

昨今は、転職サイトと転職エージェントの統合型のようになっているサービスもありますので、そちらもどこかで説明できればと思います(○○リーチさんのようなサービスですね)。

 

それでは、またよろしくお願いします。