転職市場におけるコロナショックの影響(5月3日現在)
どーも、ハルサノです。
最近、現場(実際に転職相談を受けている部署)にはこんな質問が多数寄せられているとのこと。
「コロナショックの影響はありますか?」
「今、転職活動すべきですか?」
それぞれ、本音でお答えします。
コロナショックの影響はあるのか?
答えは…Yesです。って当たり前です。
もしNoと答えるアドバイザーがいたら、即刻解約して下さい。笑
ほとんど全ての業界で、何らかコロナで影響を受けていると言っても過言ではないと思います。
採用=コストですから、削られるのは当然ですよね。
ちょっと話ズレるかもしれませんが、
採用=コストってのをしっかりご説明します。
採用のコストを考えるときに、
初期投資(採用関連費)と維持固定費(給与)で考えてみます。
初期投資がかかるのは、設備投資も同じですが、
人材の場合は、退職までの維持費が発生します。
つまり、設備投資に置き換えれば、ほとんど無限の減価償却が発生している状況です。
そうです、人材は初期投資時点から成長することによって、
(資産)価値を向上させているので、その分の対価が支払われています。
アップデートができるのです。
人材戦略を考える際には、
これらのトータルコストを踏まえても、それを上回る価値を会社というB/S(貸借対照表)の資産に計上できるか?によって採用判断していくことになります。
現状、高額な初期投資は、当面の資金繰りを考えるとGOサインが難しく、
中長期の経営状況も見えにくいことから、採用に待ったをかける声の方が強まっていると考えられます。
実際の求人数は?
人材業界各社において、コロナ前と比較して求人数が減少しています。
割合は、コロナ発生前と比較して、2~3割減です。
ただし、あくまでトータル数であり、
業界、職種、従業員規模等で区切ると、顕著に減少しているカテゴリもあります。
今、転職活動すべきか?
本音で答えます。場合によってはYesです。
このあたりからはあまり巷には出回らない情報かもしれません。
転職アドバイザーに上手く言いくるめられて…ってとこもあるかもしれませんので、ぜひ確認してみて下さいね。
中小・ベンチャー企業は◎、大企業は△
今、活動するメリットは下記の通りです。
- 優良企業に出会える可能性が高い。
- Web面接が多く、効率的に情報収集が可能。
- ベンチャー企業はこの状況を好機と見ており、企業からのオファー等をもらいやすい状況。
この状況下で求人を出せる企業は、財務面が安定している優良企業です。特に、採用コストがかかるエージェント経由の採用を継続できている企業は、゛財務面゛では間違いなく安定です。
また、今転職市場で大きな変化が起こっています。
なんと、Web面接をする企業が全体の4~5割程度と大変多くなっているのです。
これは今まででは考えられなかったことです!!
より効率的な情報収集という観点からは、大手狙いの転職活動もオススメです。
ただし、求人数の減少と採用ハードルの高まりもあって、難易度は上がっています。
時期的に見ると、この後が怖い…
理由は下記の通りです。
- 決算が終わり、新たな採用計画が策定される
- 金融危機に発展する可能性がある
日本の企業の決算時期は、3~6月が多くなっており、この決算のタイミングで年度の切り替わりが起こっています。
年度とともに、採用計画も新しくなります。
2020年度の採用計画は守りの計画になる可能性が十分に考えられます。
つまり、勝負をかけるなら6月までが妥当です。
金融危機については、専門でもなんでもないのですが、
最悪のシナリオということで…。
まとめますと、
コロナの影響はあるが、場合によっては転職活動のタイミングとして適切である。
特に、6月までが一つの区切りとして考えることをオススメする、ということです。
それでは、また!!